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活性汚泥処理水分離装置
液中膜ユニット
液中膜は、膜の微細孔を利用して活性汚泥と処理水とを分離するための膜ろ過装置です。液中膜による膜分離と、生物処理を組み合わせた廃水処理(膜分離活性汚泥法;MBR、Membrane Bioreactor)は、従来の標準活性汚泥法(従来法)に比べ、3つのメリットをもちます。
液中膜ユニット3つのメリット
1. 安心・安全な処理水
膜分離活性汚泥法は、濁り(SS)を完全に除去、また従来法では分解が難しい有機物も除去が可能です。
そのため、処理水は、廃水基準を満足することはもちろん、中水や工程水に再利用が可能です。
2. メンテナンスが簡単
沈殿槽管理のための返送汚泥量の調整や、顕微鏡による微生物観察など不要です。
圧力値の記録など簡単な作業が必要ですが、数値管理が主体で初心者の方でも管理の容易さを感じていただけます。
運転状況の遠隔監視も可能です。
3. 設置面積の大幅な省スペース化
活性汚泥を高濃度で維持し運転できるため、汚泥濃縮槽が不要なうえ、曝気槽がコンパクになります。
さらに、膜分離槽で活性汚泥と処理水を完全に分離するため沈殿槽が不要です。
液中膜ユニットの構造
膜カートリッジの構造
従来法と膜分離活性汚泥法のフロー比較
膜分離活性汚泥法(MBR)は、従来法に比べて処理フローが非常にシンプルです。
既存の従来法設備を活用した改造も容易です。